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ピースフルガーデンからお庭のつくり方

12月のお庭管理について

※12月のお庭管理


○12月の庭木と花木

サザンカの花びらが散り敷く、美しい季節です。 
木枯らしが何度か吹いて、師走に入ると落葉樹はほとんどが葉を落とします。今年は早く寒さがやってきたので、落葉が例年よりだいぶ早いようですが、家の中と同様、庭の年末の大掃除をして、すっきりと新年を迎えましょう。

水やり:
地植えは特に必要ありません。
鉢植えは鉢土が乾いていたら、暖かい日の午前中にたっぷりと与えます。

施 肥:
落葉樹には寒肥をほどこす時期です。
常緑、落葉樹を問わず、春早く花を咲かせるマンサクやロウバイなどにも忘れず施肥しておきましょう。 
庭なら落ち葉や台所の生ごみを堆肥にし、枝先の下あたりを目安に穴を掘って埋めるといいでしょう。
鉢植えには、乾燥した鶏ふんや油かすなどの緩効性有機肥料を鉢の縁に入れておきましょう。

植物の様子を見ながらじょうろで丁寧に。


○落葉樹の剪定、整枝

落葉樹は葉が落ちて枝ぶりがよくわかるようになりました。
夏ごろまでにおこなった剪定がうまく行かなかったものを調整するのによい時期です。
夏までにおこなった剪定が強すぎた場合は、切り口から何本も小枝が出ています。
内側に向かって伸びた枝(ふところ枝)や、まっすぐ上に伸びた枝(立ち枝)は、付け根から切り落としましょう。

枝を切ったあとが切り口から下が枯れているのは、枝を長く残しすぎたためです。残した枝や芽の少し前まで切り戻します。
切り口のすぐ下の残した枝が枯れてしまっている場合は、深く切りすぎたのです。
この場合は、前回に残そうとした枝と同じ向きの枝を探して、そのすぐ上まで切りなおします。
切り口はきれいに削り、太い枝なら保護剤を塗布しておきましょう。

低木のハギやヤマブキなどは枯れた地上部を地際で剪定します。
アジサイも背が高くなりすぎたなら、切り戻しておきましょう。

広葉常緑樹の剪定をする場合は、樹形を整える程度にしましょう。
あまりつよく剪定すると寒風が入り込んだり、水分の蒸散が大きくしおれたようになることがあります。 

○花芽を切り落とさないように

落葉樹の剪定で注意が必要なのは、すでに出来ている花芽を切り落とさないようにすることです。
一般に花芽は、葉芽に比べて大きくふっくらしているので区別がつきます。フジは今年の短枝の葉腋についているので、気をつけてください。


○マツのもみ上げ、針葉樹の古葉落し

マツは日当たりを好みます。葉が繁りすぎると下の方に日が当たりにくくなるので、葉を整理してやるのがもみ上げです。
もみ上げをする前に、枯れ枝やふところ枝、込み合った部分の枝を枝抜きしておきましょう。
次に、古い葉や傷んだ葉は触れるだけで落ちますから、まずこれを落としてしまいます。
そのあと、枝先から3、40本葉を残して葉を取り除きます。強くしたい枝は葉を多く残し、抑えたほうがよい枝は多く抜くようにします。
葉は付け根を枝元の方へ押すと、枝の皮に傷をつけずに簡単に葉が取れます。

イブキやヒバも古い葉を落としてやりましょう。
作業には手袋を忘れずに。

○広葉落葉樹の移植で気をつけること

先月、落葉樹の移植時の掘り取り方について書きました。
掘り上げる時、枝も整理しますが、カエデ、コブシ、ムラサキシキブなどを枝先で切ると、細い枝が何本も出て樹形が乱れます。
枝は思いきって付け根から切り落とすのがコツです。


○鉢植えの広葉樹の植え替え、庭への植えつけの適期

アジサイ類、カエデ類、カイドウ、シモツケ、シャクナゲ、ツツジ類、ヤマブキなどの鉢植えを植え替えましょう。
用土はこれまでのものと同じ構成にします。
植え替えたら、寒風が当たらない日だまりに置き、常に湿り気を保つように水やりをします。

庭植えなら、アカヤシオやミツバツツジなど落葉するツツジ類、コデマリ、ヤマボウシやハナミズキ、カエデなどの植えつけに丁度よい季節です。


○病虫害退治は今のうち

冬期に病原菌や虫の卵を根絶しておくと、春以降の病虫害発生を少なくできます。 カイガラムシ退治も今がチャンスです。
ブラシなどでこすり落としましょう。
石灰硫黄合剤を2~3週に1度、2回程度散布するとよいでしょう。
また、落ち葉の中でこっそり越冬するものがいます。落ち葉は放置しないでかき集めて焼却するか、土中深く埋め込んでおきます。
害虫だけでなくうどんこ病の防除にもなります。


○12月の草花と管理

上旬には平均気温が10℃を切るようになります。
草花の耐寒温度は様々ですから、それぞれに合わせた管理が必要です。
寒さに弱い鉢花は11月下旬に取りこんだ方が多いことでしょう。
しかし、できるだけ長く戸外に置くようにし、低温の環境にさらすほうが冬越しの成功率が高く徒長も防ぐことができます。
鉢花の耐寒性を参考にして室内に取り込む時期を検討しましょう。
また、クンシランのように外気温が3℃くらいになるまで、寒さにさらしておかないと花芽ができないものもあるので注意がいります。

置き場:
クジャクサボテンなどを除き、日照は欠かせませんから、室内に取り込んでもできるだけ日に当てるようにします。
風のない晴天の日には、朝10時頃から2時頃まで、鉢を戸外に出して日照不足を補うようにしましょう。
ただし、取入れるのを忘れないように。

水やり:
冬の水やりは、花によってずいぶんと違います。
が、共通していることは、やり過ぎは禁物ということです。
土が湿っているのに元気がなかったり、下葉が落ちてくるようだと、根腐れの兆候です。
1鉢ごとに土の乾燥状態を確かめ、よく乾いてから底から流れ出るほどに水を与え、鉢皿に水は残しません。
水やりは暖かい日の朝のうちとし、夕方には水分を残さないようにしましょう。
夜間に土が凍って枯れる原因になります。

施 肥:
寒さに弱く、生育休止中のものにはいりません。
プリムラ類、ユリオプスデージー、ストックなど花の咲いているものには1,000倍に薄めた液体化成肥料を2週間に一度、施します。 


○置き場所の最低気温を知る

休眠に入った宿根草類にはマルティングで防寒をし、そのまま春を待ちましょう。
ベランダや庭先で管理したり、あるいは室内に取り込んで管理する鉢花の場合は、置き場所がどれぐらいの温度になるのかを知っておかなければなりません。
温度帯を知るには、最低と最高の気温がわかる最高最低温度計が便利です。 


○鉢花の耐寒性について

0℃以上で管理:
ペチュニア、カーネーション、ガザニア、ユリオプスデージー、ガーベラ(枯れて休眠)、クジャクサボテンは2℃以上 

5℃以上で管理:
木立ベゴニア、カランコエ、ゼラニューム、ハナスベリヒユ、マーガレット

10℃以上で管理:
アメリカンブルー、セントポーリア、ニューギニアインパチェンス、シネラリア、ガーベラ(開花)、シャコバサボテン(夜間10℃)

15℃以上で管理:
プリムラポリアンサ、オブコニカ、マラコイデス、インパチェンス(開花継続の温度)           
18℃以上で管理:
エラチオールベゴニア


○シネラリアを楽しむ:切り戻し

シクラメンと同様、この季節になると見事なシネラリアの開花鉢が出回ります。春になってからよりもむしろ今の方が長く花を楽しめますが、それにはちょっとしたコツがあります。
暖房の効いた暖かい部屋より、10~15℃程度と室温が低めの方がよいのです。また、日当たりは十分に。
シネラリアは葉が大きくてたくさんの花を咲かせますから、乾きやすいので、水を切らさないようにするのが大切です。
液肥を10日に1度、水代わりに与えましょう。

花の中心部が白っぽくなるとそろそろ花がいたんできた証拠。
茎の根元のところを見て次の花の蕾が見えていたら、その蕾の上で先に咲いた一番花の茎を切り戻します。一番花を全部切り戻し、蕾に光を当てるようにすると二番花が一斉に成長して、咲きそろいやすいのです。
切り戻しは早めに行うのがコツです。


○12月の芝生と管理

いよいよ冬ごもりです。
コウライシバは緑の色をほとんど失い、休眠状態です。水やりも施肥も、シバ刈りなどの作業もしません。

西洋シバは茎や葉の伸長が停止、葉の色もそろそろあせはじめます。
寒地性といえども気温が10℃を切ると成長が鈍って新芽が出なくなります。仮休眠の状態です。
雪の降る地方では葉先が白く枯れ、根雪ともなればすっかり真っ白になります。でも、すっかり休眠してしまったわけではないので、
乾燥が続くような場合は、週1回程度は水やりをしましょう。
チッソ10%程度の化成肥料を1㎡当たり20g与えると、葉色がよくなります。ただし、西洋シバをオーバーシーディングしている場合、肥料をやって西洋シバが元気すぎると春先の暖地性シバ(コウライシバなど)への切り替えがうまくいかないことがあるので注意してください。
他の作業は必要ありません。 


○休眠期のコウライシバを大切に

ほとんどすることがない12月ですが、大切に扱ってあげましょう。
そのわけは…コウライシバの休眠は、落葉樹の休眠とかなり異なる性質を持っています。
落葉樹は気温が下がったり、昼が短くなったりするのを感知して休眠状態にはいり、ある期間低温にあわなければ休眠からさめず、花は咲きません。
ところが、コウライシバは気温が下がると葉緑素が分解されて生育はストップしますが、気温が急に上がったり暖めたりすると、すぐに生育をはじめます。地下茎だけでなく地上の茎も生きたまま冬越しし、春になるといち早く芽をふきます。
ですから、冬枯れしているからと言ってぞんざいに扱ったりしないで、冬の間も養生してやることが大切なのです。


○シバ管理は肥料をやることから

西洋シバの項で触れたように、シバほど肥料の効果がある植物はないといわれています。施肥すればするほど茎や葉の生育が盛んになり、緑の色が濃く鮮やかになるのです。

でも、日本ではシバを刈る作業は重視されても、肥料をやることが必要だという感覚は一般的でないようです。
施肥をしても、「やりすぎたのか、伸びて困る」ということになりますが、この「伸びたら刈る」が大切なポイントなのです。
シバは刈り込みをすることにより、どんどん分枝が増え、密度の高い芝生になります。密生すると雑草が生えにくくなって、一層美しく手間いらずになるのです。

このように、施肥→旺盛に生育→よく刈り込む→シバが密になる→雑草が生えにくい、というサイクルに乗ることがシバの管理の理想的なかたちなのです。
今年、うまくいかなかった、という方は、来年はこのことをよく頭にいれて、まずは施肥上手になってみましょう。

○シバの種類と特徴

この項はシバを大別して日本を代表するコウライシバと、寒地性のシバとして西洋シバに分けて解説してきましたが、細かく分けると次のようになります。
大まかに分けて、東北や北海道ではノシバや寒地性のシバ、関東以西の平地は暖地性シバ、が適しているようです。

暖ー・日本シバ ・ノシバ     :葉の幅4㎜以上で、粗めの     
地                 芝生になる
性       ・コウライシバ  :葉幅2、3㎜。密度が高い。
                  庭に使うことが多い
        ・ビロードシバ  :葉幅1㎜。きめが細かいが
                  性質弱く、耐寒性に劣る
  ・西洋シバ ・バミューダグラス:甲子園のシバはこの種類。
                  競技場のオーバーシーディ
                  ングのベースのシバに使う。

寒ー・西洋シバ ・ベントグラス  :葉が細く柔軟で美しい。  
地                 低刈りに強く、ゴルフ場に。
性       ・ブルーグラス  :日本の寒地のシバに使われる 
        ・フェクス    :細葉系はゴルフ場に、広葉
                  系は道路の法面に使われる
        ・ライグラス   :多年草と一年草がある。オー
                  バーシーディングに使う。

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